麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

『テンコシャンコ男〜でも、俺トビでつよ。〜』

電車男

一筒二筒三筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒六萬八萬八萬七索八索

↑から四筒を切ったらサクっと七萬を持ってきて、八萬切ったら次のツモは八筒で、ムカついて一筒切りリーチしたら次巡のツモは二筒。次のツモアガリ九索を「700/1300でアガれるかよ」とツモ切ったら国士無双に刺さった。
そんな麻雀の神に愛されていない毒男が、麻雀板の焼き鳥名無しさん達の9割がた役に立たないアドバイスに励まされながら、めきめき東風荘でのし上がっていくマンガ、な訳ないじゃない。
電車男〜でも、俺旅立つよ。〜』1巻(渡辺航)読了。ちまちましていて可愛いエルメスさん、時々登場するふしぎな踊り、細かな描きこみにもかかわらずほのぼのとした雰囲気。にやけながら読み終える。続きが楽しみ。らびゅ〜。

『宇野千代展−書いた、恋した、生きた』(編・世田谷文学館)

東京世田谷区の世田谷文学館で現在開催中の「宇野千代展の図録。池袋ジュンク堂世田谷文学館特集コーナーで販売されていたので、麻雀牌の写真だけ立見した。A5判96ページ、定価1,000円。
「愛用の麻雀牌セット」と注がつけられた写真(カラー)が1/2ページ。三段の引き出しがついた裁縫箱ほどの木の箱の中に、手彫りの牌が並ぶ。一番下の段が開かれ、白い碁石が一子置かれている。特に言うこともない平凡な牌だが、愛用なればそんなものか。
ところで、『麻雀人国記』(灘麻太郎)の宇野千代の項によれば、彼女に麻雀を教えたのは画家・東郷青児となっている。WEBの別の年譜によれば、作家・広津和郎となっている。
いずれにせよ、宇野千代昭和9年3月の麻雀賭博取締によって逮捕された時、2人とも捕まっている。自伝エッセイ『生きていく私』にはその時の話が載っているらしいが、まだ読んだことはない。
いくつかの情報によれば、彼女は昭和9年に東郷と別れ、世田谷から引越ししたという。正確な日付が分からないが、この事件が契機になったのかもしれない。
…何だかまとまりのない記事になったが、自分の牌を持たない身では、所詮こんなものか。6月12日まで開催されている同展では、麻雀牌の実物が飾られているそうなので、昔の人の風韻を感じたい時は行ってみるのも面白い。
【参考】

はてなラスっす

特に意味はありません

はてなの新サービス「はてなRSS」を使い始めた→「はてなラスッス−麻雀業界日報のネタ探し」RSS検索サイトで「麻雀」をキーワードにした結果のRSSを登録している。麻雀ネタマニア向けなので、場合に応じてizumickアンテナとご併用いただきたい。
繁忙期につき粗略にて失礼。

ネット世代向け麻雀雑誌、創刊準備中?

2ちゃん麻雀板に、ネット世代に向けた新しい麻雀雑誌の企画を募るスレが立った。すでにいくつかの企画が提案されており、そこそこの盛り上がりを見せている。

上のスレが立ったのは5月14日。立てたのは麻雀板の有名人、ちっぱん氏なので、釣り(ウソをついたり、ワザと心にもない事を書いたりして他人をひっかけ、反応を楽しむ行為)である可能性は低い。
雑誌の概要については、スレのレス1と2にまとめられているので、そちらから引用してみる。

現在創刊号に向けて企画中の新しい麻雀雑誌があります。
既存の麻雀関係出版社や競技プロ団体とは独立したもので、主にネット世代の若者をターゲットにしています。
こんな雑誌を読みたい、あるいはこんな雑誌を創りたい、というアイデアはありませんか。
詳しくは>>2以降


この雑誌(ムック)は、7月中に創刊号の発売を目指しており、当初は不定期刊行、最終的には「近代麻雀並みの月刊誌にする(by企画責任者)」とのことです。
責任者は某団体に所属する競技麻雀プロですが、その団体と今回の企画とは無関係です。
まあ、出版界では毎日のようにこういう感じの雑誌が創刊されては消えていくそうですが、
「ネット世代をターゲットにした麻雀雑誌」という試みは注目に値すると思います。


http://money3.2ch.net/test/read.cgi/mj/1116055240/1-2より引用

実現性のある企画であることが推測される。一般書店に並ぶことを前提にしている、というレスもある。
これに対していくつか企画が提案されている。主なものを挙げると

といったところか。とつげき東北氏にも協力を依頼した、というレスを受けて、氏のコンテンツ「読み能力模試」と関係させてみては、という提案もある。
2003年の「麻雀ワールド」、2004年の「別冊近代麻雀」など、活字の麻雀雑誌はいずれも創刊から半年程度で休刊する憂き目にあっている。この雑誌が本当に実現するかどうかは未知数であるが、夢のある企画であることは間違いない。ネット世代は要・注目である。
【参考】

ネットマーブル「プロ麻雀棋士・初音舞と戦う本番麻雀大会」

新興ネットゲーム「ネットマーブル」で麻雀大会があるらしい。ゲストが初音舞プロなのだが、所属が「フリー(麻雀棋士奨励会)」となっている。協会を辞めたのかしら。

「麻雀棋士奨励会」といえば、若手プロの研鑽の場としてリーグ戦を開催、加えてちゅんまをよくやっているらしい、といった程度の知識しかない。野口賞と関係が深いらしいが、詳細は不明。
憶測するに、初音プロほどの知名度があれば、フリーでもやっていけるということなのだろう。最近ちゅんまにハマりつつある身としては、世界チャンピオンには今まで通り活躍してもらいたいものである。
肝心の大会だが、明日27日の午後6:30から開催とのこと。ネットマーブルの「麻雀」はインストールして接続しているのだが、人数が少ないのでなかなかゲームにならない。これを機会に参加者が増えればいいのだが、とこちらにも期待したい。
【参考】

バブル地獄19索出す

特に関係ありません

作家・藤原伊織自らの食道ガンを告白したらしい。麻雀についての著作はないが、彼が麻雀の強豪であることはよく知られている。「別冊近代麻雀」創刊号と第2号の「バブル地獄脱出(エグゾダス)」というルポの中で、なかなか派手に負けていたのも記憶に新しい。
何を言っても語るに落ちるので、以下略。
【参考】

ちゅんま(中国麻将)で何切る掲示板

名前のとおり、中国麻将の「何切る」を議論するための掲示板。我らの導き手、ヒロタシ氏(id:hirotashi)が作ったものである。

上の記事の「麻雀の扉」によれば、日本麻雀で使う脳味噌の半分近くは押し引きのことらしいが、ちゅんまでは序盤・終盤を問わない構想力、手役を天秤にかける能力が問われる*1
最近実戦でちゅんまをこなし、後ろで観戦することも多いが、人によってかなり打牌に差がある事例が多く、大変勉強になる。この掲示板にも多くの意見が寄せられ、ちゅんまの研究・実力向上に役立つものになればうれしい。

*1:まだ自分が未熟なだけかもしれないが