東京マージャンmagazine 第68号
ほぼ月1回発行,業界トップのメールマガジン.発行人は渦中の宇宙流プロと間違われたこともある塔四郎氏.バックナンバーはE-Magazineのこのあたりからどうぞ.
今号はMUの「片八百長疑惑」について激しく追求している.麻雀ジャーナリズムの面目躍如といった感があり,うらやましい.
- 記事は以下の通り(目次掲載順)
- 「麻雀闘竜門」.X氏の犀利な文章が鋭くデジタルをえぐっている.
- 「古本ゲット」.「劉生雲」というペンネームもあれだが,報知新聞社からそういう本が出たという事に時代を感じる.
- 「片八百長」についての事実関係が確実に押さえてあるのはさすが.私見をいえば
- 認定プロ同士がこの問題について直接議論もせず,ネットの掲示板でやりあっているのは見苦しい.高度なレベルで議論した成果を見たいのであって,つまらない内輪もめを何の細工もせずに投げ出したものなど見たくない,というのが本音.
- この件に関しては,説明する義務があるのではないか,という意見には賛成.起こった議論を覆い隠すことはできない.
- 「片八百長」は競技麻雀の歴史に抜きがたい影を落とす言葉だが,「この程度の大会」で用いるべきかどうかは疑問.もしMUにモーターレースのような年間ポイントがあるとすれば,この行為は特に問題にならないだろうし,もっと狭く,「3・4位の人間より絶対上位になりたい」という目的があったとすれば,自分はそれを肯定する.
- 椎名大介プロの訃報.一番プロを感じる部分はやはりフォームだ.ぜひ一度見たかった.合掌.
- 新連載,華麗なるマージャン野郎の日々.フリーの魅力を突き詰めると東風に至るような気もする.
改めて感じたのは,MUの「大会の格付け」が未整備だという点.自分はいまだにMUで「一番賞賛に値するタイトル」が何かを知らない.MUの面白さを知るには,やはり会員になって直接見るしかないのだろう.寂しい話である.
【参考】