麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

ドカント 2004年1月号

発売日が毎月16日と判明した求人情報誌(冒頭画像参照).今月は「年間300万円を麻雀で稼ぐ勝ち組」「見知らぬ人からぶん取ってしまえ!」など記事が充実しているので紹介したい.
まずは第5回(推定)を迎えた「街別ギャル雀(はぁと)カタログ2003」,今回は中野〜吉祥寺編.紹介されたのは以下の6店舗.

言葉の本来の意味「ギャルと打てる」に立ち返れば,看板に偽りない店ばかり.むしろギャルが強すぎて,自分のような負け組には厳しいくらいだ.「街のNo.1雀ギャル」は世界チャンピオン・初音舞プロ.週二回ふるーつ牌に来ているらしい.
さて次は「勝ち組の論理・負け組の理由(ワケ)」.それぞれ年間収支プラス300万・マイナス100万の会社員2人を比較して,麻雀の楽しみ方を説いている.勝ち組の人の論理は

    • 目標額を設定せよ
    • 雀荘を固定せよ
    • 勝敗は長期スパンで考えよ

などとオーソドックスだが,これで本当に300万勝てるのか.同じような趣旨のサイトである「マンセンゴ.NET」の目標が50万〜100万であることを考えると,かなり凄い数字であることは間違いない.
個人的にはストレス解消として遊ぶことが多いので,負け組の意見に共感する部分が大きい.年間100万なんてキャバクラに通うよりはるかに安上がりだし,大抵の人はそういう感覚で通っているのではなかろうか.
最後は「見知らぬ人から数百万円をぶん取ってしまえ!」と鼻息荒く,「対人競技」である麻雀で勝つ方法についてつらつら述べている.しかし構成が雑然としている上に論調がナイーブに過ぎ,タイトルと全く合っていない.著者は恐らく「麻雀で何百万円も勝てるわけない」と思っている筈で,業界の内弁慶がそのまま表れた形だが,それはそれで好ましい.

ところでこのドカント,高橋がなりのインタビューがあったり,職種ごとの給与明細を特集したりと,雑誌全体として身が入ってきている印象を受ける.来月は1月16日発売とのことなので,だまされたと思って買ってみるのもよいかと.
【参考】