麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

「MaxJong」でレッツ・トリップ

ユニークな麻雀牌を使ったゲームを数多く送り出す「BIGFISH GAMES」の新作,「MaxJong」(マックスジャン).3Dの麻雀ソリティア(上海)なのだが,このトリップ感は並じゃない.早速体験版を遊んでみたので,ご紹介したい.
「BIGFISH GAMES」アメリカ・シアトルにあるゲーム会社.PC用ゲームを数多くネット販売しており,その主力の一つが麻雀ゲーム.種類としては麻雀ソリティア(いわゆる「上海」)だけなのだが,特筆すべきはそのユニークな牌画像と背景画.例えば,

といったところ.価格は50ドル(6000円)前後と高価だが,プレイに殆ど制限のない体験版がダウンロードできる.
さてそんなBIGFISHの最新作が「MaxJong」(マックスジャン).遊び方は上記作品と変わらないものの,

  1. 3D(立体)になった
  2. 牌の6面全てにデザインが施されている
  3. デザインがサイコーにぶっとんでいる(トリップその1)
  4. 世界の風景が背景になる(トリップその2)

という点で衝撃度は高い.特に「Mayan(マヤ風)」「Jiggery(でたらめ?)」と名づけられた牌を使ったプレイは,まるで異世界にいるかのような酩酊感を味わうことができる(下記画像参照).

(1.マヤ風牌+棚田)

(2.ファンキー牌+シャチ)

(3.でたらめ牌+中国)
とはいえ見た目に比べれば,ゲームの難易度は低めである(体験版だからかもしれない).操作方法の一部を以下に記しておく.

    • マウスクリック … 牌の選択
    • 矢印キー … ブロックの回転
    • F1キー … ヒントの表示
    • F2キー … 直前の操作の取り消し
    • F6 … 自動プレイ
    • ESCキー … メニューの表示

誰にでもオススメ,というわけにはいかないが,普段の生活に飽きた時,ちょっとした息抜きに遊んでみてはいかがだろうか.
ところで,「変り種牌の作成」という面では,漢字語圏の日本よりも,そうではない欧米の方が自由にアイディアを生み出しているような気がする.日本では,ロボットコミュニケーション社の「ジップジャン」「アトムdeポン!」シリーズや,2ちゃんねるから生まれた「2ぢゃんねる」「モーニングドンジャラ」などが有名だが,「MaxJong」に比べれば穏当な範囲内に収まっている.
もちろん,「MaxJong」は麻雀本来の遊び方をしていないので一概には比較できないが,牌をダイスを同じように捉える視点が欧米にあり,日本にないことは推測される.また,欧米が牌をキャンパスに見たてているのに対し,日本はマンガ(絵+文字)のコマとして捉えている,というような仮定も可能である.これをきっかけに文化比較を試みようかとも思ったが,なにぶんにも絵心のない人間なので,この辺で失礼.
【参考】