麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

ドカント 2004年5月号

4月15日発売,月刊の男性向け求人誌.とはいえ,最近の雑誌のハヤリだろうか,求人広告よりも読み物のページの方が多い.麻雀企画集団バビロンが協力して,「街別ギャル雀(はぁと)カタログ」を連載しているので,その他の麻雀記事と共に紹介したい.
まずは第9回(本紙調べ)となる「街別ギャル雀(はぁと)カタログ」.今回は「穴場編」ということで,様々な場所から以下の6店舗を拾いあげている.

「スーパーリーチ棒」の風の子,東戦激戦区渋谷のジパングに地元密着型のサクセス.なるほど,地元では有名だが,あまり取り上げられることのない店舗が多い.基本的に駅前にあるので,立ち寄った時に遊びに行くのがよさそうだ.余談だが,4人の評者の得点を全部足すと,どの店舗も15点になるのは公然の秘密である.「街のNo.1雀ギャル」は新たぬのミヤコ嬢.いわゆる「ゲーセン女王」のようだ.
次は3月号分も紹介した「裏ギャンブル体験記」の姉妹企画「徹底解剖!アンダーグラウンドビジネス」の話題.猿山長七郎先生の手になる2ページの実録マンガで,今回は10円ゲーム麻雀,いわゆる「雀ピューター」系のゲーム屋の店長に取材している.ぬいぐるみを使った三店方式,高いリスクと給与の関係など,真偽は別にしてありそうな話である.
業界で「雀ピューター」といえば,死者44人を出した2001年の「歌舞伎町ビル火災」が思い出される.ゲーム麻雀店と通常の麻雀店とは全く別物だが,そんなことは業界外の人には関係ない.あれから2年半あまり,麻雀のイメージは果たして良くなったのか,悪くなったのか.
最後に,「アンダーグラウンドビジネス」の別の記事でノミ屋喫茶が紹介されているのだが,そこに登場する一割バック,いわゆる「オチ」については,阿佐田哲也『麻雀狂時代』などに詳しい.


ところでこの「ドカント」,刊を追うごとに質が向上して良い感じなのだが,麻雀の記事の順序が下がっているのが気にかかる.「二階堂亜樹の徒然スロット紀行」もなくなっており,「街別〜」も終わりが近そう.需要は少ないかもしれないが,麻雀は安定して読者の目をひきつける題材のはず.何とか続けて欲しいものだ.
【参考】

【お断り】
ゲーム麻雀やノミ行為を助長するつもりは一切ありません.問題ある場合はizumickまでご連絡ください.