麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

「少年ジャン部」,触れられず.

マンガ書店「まんがの森」の広報誌,「月刊まんがの森」61号に,真右衛門のロングインタービューが掲載.代表作『G組のG』,『めもるは何にもメモらない』などの裏話など豊富な話題に満ちていたが,懸案であった「少年ジャン部」の単行本化については一切触れられていなかった.連載されていた雑誌「近代麻雀」の発行元・竹書房の編集さんが参加して意見を述べていたが,こちらからも言及はなし.
そもそも,「近代麻雀」3誌に掲載されたマンガが単行本になる確率は決して高くない.というか低い.これは私の主観が入っているが,いま思いつくだけでも,甲良幹二郎「狼の凌」とか,いつの間にか終わっていた沖本秀子「ドラゴンパレス」とか,坂本タクマ「ぶんぶんレジデンス」とか,松本剛「親待ち千点棒」とか…
それでも,人気のある,あるいは旬の作家であれば他の会社から出るということがある.先月は福島聡短編集『6番目の世界』に「きいろとむらさき」が,犬上すくね作品集「想うということ」に,近代麻雀オリジナル増刊WINGに掲載された2編の物語がそれぞれ収録された.
真右衛門知名度において上の2人におさおさ劣るまい.きっといつか単行本になるものと確信している.