麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

15分100円で麻雀三昧・JJ CLUB 100

時間制で10数種類ものゲームを自由に遊べるアミューズメント総合施設「JJ CLUB 100」で麻雀を楽しんだが,自動卓はなかった.
「JJ CLUB 100」は,15分100円の使用料だけで,中にあるビデオゲーム・ビリヤード・卓球・マンガ喫茶など全ての遊具を楽しむことができる,新しいタイプの娯楽施設.関西圏を中心に11店舗ある.麻雀の有無を確かめるため,東京郊外の店舗に遊びに出かけた.

  • 西口駅前,元はスーパーと思しき6階建てのビル.1階がお菓子屋,2階から4階までが100円ショップ,5階から上が「JJ CLUB 100」.遊休施設を利用しているらしい.
  • 受付で会員証を作成(300円・最後に精算).身分証をコピーされている間カウンターを眺めるが,風俗営業許可証らしきものはない.入園料を払うだけであればゲームセンター(風俗営業8号)の許可は必要ないし,24時間営業ということなので,マンガ喫茶のような飲食営業にあたるのだろう.
  • 麻雀に限ってもこれだけ遊べる.
    1. 「ゴロ寝スペース」とでもいうべき場所に卓袱台・麻雀マット・牌セットが用意してある.そこには他にも将棋台・金魚運動マシーンなどもあり,リラクゼーションも可能.
    2. マンガ喫茶スペースには,1970年代に桃園書房から発行された麻雀劇画が何冊かあった.詳細は別の記事にまとめたい.
    3. ビデオゲームコーナーには古めの脱衣麻雀ゲームがいくつか置いてある.中でも彩京の名作「ホットギミック快楽天」を誰にも乱入されず,コインも気にせずに遊べる快感は堪えがたい.連打する指に力がこもる.
    4. ふと目線を転じると,対戦型「上海」(麻雀牌を使ったパズルゲーム)を楽しむカップルの姿.楽しそうだ.
    5. ビデオスロットはあったが,雀ピューターはなかった.イメージが悪いのか.
  • 予想通り,自動卓はなかった.許可の問題というよりは,
    • メンテナンスの面倒くささ
    • 卓の購入費用の高さ
    • 4人そろわなければ始まらないという敷居の高さ
    • 音のうるささ

等の問題であろう.人数を問わない麻雀ゲームを考えてみたが,「競馬」(サイコロを振って出た目の牌が前に進む)やトッパン,二角取り,テホンビキなど,どれも自動卓はおろか,麻雀牌でやる必然性すら薄い.

  • あっという間に気ままで楽しい時間は過ぎ,5時間計2,300円(会員証込み)で退場.

繰り返すことになるが,自動卓はなかった.貸し卓専門麻雀店の長期減少傾向,風俗営業7号(まあじゃん店)などを考えつつ帰途につく.
【参考】