麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

麻雀頭・バレー「紅夢」・ハロウィン牌・台湾シリーズ

話題の宇宙船「神舟5号」に麻雀牌が積まれていたのか調べているうちに出会ったものをとりとめなく紹介したい.

◆麻雀頭
四川省成都にある火鍋(しゃぶしゃぶのような料理)屋では,従業員がみんな麻雀牌の図案の髪型「麻雀頭」になっている(冒頭画像).支配人は「麻雀文化を別の角度から見ている」ともっともらしいことを言っているが,客寄せであることも否定していない,との事.どうやら成都は麻雀が非常に盛んな街らしく,「麻雀の都」の別称もあるという.
◆バレー「紅夢」
映画「英雄 HERO」がヒットしたチャン・イーモウ監督が,自身の監督作品「紅夢」(1991)を舞踊劇にしているらしい.「紅夢」に麻雀のシーンがある(卓の下で第三夫人が愛人と足で戯れる)ことは有名だが,2001年に初演され,今年改作された舞踊劇にも,そのシーンが登場する.Yahoo!ニュースではアメリカ映画「ジョイ・ラック・クラブ」の麻雀描写と比較しているが,その冒頭の文章によれば,現在の中国の麻雀人口の主力は女性が担っているとの事.
◆ハロウィン牌
アメリカで麻雀といえば,「Mahjong Solitaire」,いわゆる「上海」を指す場合が多い.沢山のフリーウェア・シェアウェアが公開され,人気を競っているが,それぞれ思考ルーチンや難易度,牌組はもちろん,牌の意匠や変えられる背景の数などで違いを見せているのが特徴.その中の一つ,BIGFISH Gamesの「Mahjong Tower」では,ハロウィン(10月31日)にあわせた特別な牌を公開している.試用版なので機能は制限されるが,見てちょっと楽しむだけであれば十分.お好きな方はダウンロードしてみてはいかがかと.
◆チケット待ち行列で麻雀
現在日本シリーズの真っ最中だが,「China Post Taiwan」の報道によれば,台湾の野球選手権(日本シリーズとほぼ同じ方式)は昨日終了し,後期優勝の兄弟エレファンツが前期優勝の興農ブルズを4勝3敗で破って3連覇を果たした模様.台湾のプロ野球は昨年やっと混乱が収まり,6チームでのスタートとなったが,国民の人気は高く,狭い球場(1万人程度の収容人数)の拡張を求める声も強いというから心強い.チケットを求める長蛇の列ができて,中には麻雀を楽しむ人もいたという.そもそも前述の混乱の理由は賭博(八百長)が横行したことにもあり,今回のシリーズでも1億台湾ドルが動いたという.博打が好きなお国柄なのだろうか.

結局神舟に麻雀が持ち込まれた記事は発見できなかった上に,最後のは麻雀の話題ではなくなってしまった.陳謝.