麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

麻雀とハヤブサ

ところで麻雀とハヤブサについて調べていたら,どうやら関係がありそうだったので紹介したい.

1.「麻雀」の起源とハヤブサ
麻雀というゲームは,19世紀の後半に陳魚門という人が,それまであったカードゲームを元に大まかなルールを定めた,ということになっているが,その元については諸説あり,はっきりしない
その中に蘇州の谷新先生が唱えた「穀倉説」がある.穀倉を雀(穀物を盗もうとする)から守る兵士達の遊びが麻雀の起源で,筒子は雀を撃つ鉄砲の銃口,索子は撃った雀を束ねる紐,萬子は獲った雀の数に応じて貰える賞金をそれぞれ表している,というものだ.
これは浅見了先生「麻雀祭都」のコンテンツ「地球に好奇心」(http://www.asamiryo.jp/his38.html)の中ほどに記されている内容と全く同じだが,更にこの説には続きがあったらしい.
中国ではロンのことを「胡」(フー)と発声するのだが,このフーは本来「鶻」であるという.「鶻」は猛禽類で,「ハヤブサ」と訳される.このハヤブサがとても上手に雀を捕まえるので,これになぞらえてアガリの際は「鶻」(フー)と発声していたのが,後に「胡」の字を当てるようになったというのがその主張.
この説を紹介しているページによれば,これが一番確実な説だというのだが,本当なのだろうか.上記の浅見先生の話に出てくる在野の研究家K・S氏と谷新(Kok Xin)先生が同一人物だとすれば,NHKの番組「地球に好奇心」の「めざせ!マージャン名人・中国・女性雀士の挑戦」という回に登場している筈なので,再放送によって見ることが可能だ.興味のある方はぜひお確かめいただきたい.
【参考】
2.鶻子
「鶻」は上記の通り「ハヤブサ」のことだが,後ろに「子」が付くと「サイコロ」の意味になるらしい.用例はいくつか見つかるのだが,自分の語学力では「骰子」との使い分けについては分からなかった.どなたかご存じであればお聞かせいただきたい.
【参考】