月刊プロ麻雀 9月号
別近が休刊になり,またもや独行独歩となった活字麻雀雑誌.手に入らない方のために定期購読も用意されている.ところで,先月の27日発売,ということはもう20日以上も経っている.そろそろ本誌も日報の看板を下ろすべきか,と言い訳で口をモゴモゴさせながら紹介したい.
今号はリニューアル1周年ということで,いくつかの新企画が始まっている.中でも連載小説は本当に久しぶりのことで,期待もふくらむ.
- 表紙は「括弧索子牌」とでもいうべきか,珍しい意匠らしい.
- 巻頭カラーは新企画「孤高の一人打ち」.まったく同じ配牌,同じツモを用意して,飯田正人・菊池俊幸・忍田幸夫,三者三様の打ち筋を見るもの.
- 続いて「我が勝負哲学」は中野浩一.競輪という人間くさい競技に身を置いているだけあって,麻雀も一筋縄で行かなさそうな印象.
- 記事は以下のとおり(目次掲載順).
- IDMC選手権第3ラウンド「古豪の技巧か,若手の勢いか」 最高位・飯田,王座・井出に挑戦 武者野勝巳
- 我が勝負哲学13 プロフェッショナルの肉声 世界選手権V10 中野浩一/前編
- 検証・孤高の一人打ち
- 〜Road for the Throne〜王座への道9 井出洋介
- 日本選手権速報
- 雀士 at Offtime13 木村和幸
- マーチャオ事件追跡 本誌特別取材班
- 2004麻雀エッセイ&インタビュー 野島卓
- ノーレート施設〜ばんばん王国〜
- プロテスト解剖9
- まあじゃんタイムスリップ−1975年−
- 孤高の一人打ち解説
- μ−M1カップ決勝観戦記 編集部
- バックナンバー&定期購読のご案内
- 競技団体ニュース
- ミューカップin大阪リポート 奥屋敷敬二
- 変人13面相の時事放談 大坂谷雅彦
- 麻雀界ウワサの真相
- 実力養成講座《初級編》《中級編》 須藤浩・愛澤圭次
- プロ麻雀「MONDO21ニュース」
- ニュースフラッシュ
- 第12期日本無双位戦のご案内
- 月刊ちゅんま 国際公式麻将協会
- 新・中国麻将入門1 三原孝博
- 競技麻雀V情報・大会スケジュール
- 日本雀友会支部一覧
- 読者プレゼント
- つれづれペンチーピン12 押川雲太朗
- 雀占 Shoyoの観象学 坂本象楊
- MU-R戦
- マチがえてゴメンナサイ/Pro Mahjong Puzzle
- こなたのかいさい 瀬田一輝
- From Readers
- 「雀士 at Offtime」はミューの木村和幸プロ.高校球児だったとは.
- ミュー・M1カップは10ヶ月に渡ってポイント制の予選を行っている大会の決勝.井上忠重ツアーの鳴き麻雀が生きた模様.しかし注目すべきは,井出洋介のダジャレであろう
- まあじゃんタイムスリップはなんと30年近く前,1975年.瀬田・井出が出会った阿佐田杯(現・王座戦)もこの年から.「作りリーチ」という言葉が懐かしい.
- 「エッセイ&インタビュー」はわれポンの実況アナウンサー,野島卓氏.あれだけの長丁場を乗り切る話など興味深い.
- 101競技連盟が中間法人格を取得のニュース.この一歩が後々大きな意味を持つことを願う.
- 麻雀界ウワサの真相は連盟との断絶について.
- 「MONDO21ニュース」は長村プロの打ち方が話題となった未来戦士21杯.鍛治田良一プロが2連覇.
- いつのまにか独立していたコラム「変人13面相の時事放談」.もう少し内容を薄めればいい読み物になると思うのだが.
- 今月のスポットライトは新井啓文プロ(最高位戦).發王戦準優勝時は23歳か.まだまだ若手,飛躍に期待したい.
- 麻雀小説「こなたのかいさい」.初回に登場人物が多い小説はよくない,という説を覆すべく,5億円で思いっきりハッタリかましてもらいたいところ.少なくとも「覇王」レベル以上の怪作を期待したい.
【参考】
- 101競技連盟: http://park8.wakwak.com/~keku101/index.htm
- ミュー・M1カップの成績はどこに載っているのか…麻将連合(MU): http://www.mu-mahjong.jp/
- 中間法人制度について: http://www.ryokamide.com/office/knowledge/0007.html
- 芸能界麻雀最強位決定戦 THEわれめdeポン: http://www.fujitv.co.jp/b_hp/wareme/index.html
- 押川雲太朗Fanweb: http://www.untaro.com/
- 「東京マージャンMagazine」2003/7/11号: http://www.jfast.net/%7Eizumick/Tokyo_Mahjong_Magazine_Mirror/vol64-2003_07_11.html