111歳が麻雀を打っている写真
そんなこんなで大人の良さをかみしめていたら、大人関連のニュースが目に留まった。111歳のお婆さんと106歳のお爺さんが紹介されているのだが、お婆さんが麻雀を打っている写真が載っている。恐らくWEB史上最高齢だと思われるので紹介したい。
問題の記事は中国西安の新聞サイト「西安新聞網」10/21付。
- 西安のお二人の百歳の長寿のご老人の幸福な生活: http://www.xawb.com/gb/news/2004-10/21/content_368440.htm (Excite翻訳
そして件の周胡お婆さんが麻雀を打つ写真は以下の通り。
麻雀を打つ周胡お婆さん(左)、とても満足げ
http://www.xawb.com/gb/news/2004-10/21/content_368440.htm より引用
麻雀はここ2年くらいで遊ぶことが少なくなったそうで、その理由を聞かれたお婆さんは「みんな私が遅いといって嫌がるし、お金もないしね」とユーモアたっぷりに答えたと記事にはある。取材中にもちょっとだけ卓に向かったそうだが「打錯牌了(切り間違えた)」と口を尖らせてすぐやめてしまったらしい。
麻雀の話題はこれだけで、彼女の健やかさを伝えるのがメイン。今でも眼が良く、針に糸を通すのも朝飯前*1だが、その針と糸で自分に合う靴を縫う、それは彼女が纏足であるから、というのが時代を感じさせる。
肝心の年齢だが、正確なところは彼女にもわからないらしい。111歳というのは多分役所の記録なのだろうが、周りの人も100歳を越えていることしか知らない模様。まあ記事に書いてある通り「もう数字はそんなに重要じゃない」ということか。
中国の新聞における一般的な麻雀の取り上げ方は、決して好意的ではない。麻雀=賭け事は社会の害悪、という論調が幅をきかせているが、このように長寿の方の麻雀はむしろ健康・ボケ知らずの象徴として扱われる事も多い。
今後麻雀というゲームがどのような歴史を歩むのかは全く予想の埒外だが、日本でもこのように取り上げられる時代が来るかもしれない。そんな希望を感じさせる記事だった。
【参考】
- 香港の101歳の老人、毎週麻雀を打ってボケ知らず: http://www.zaobao.com/special/newspapers/2004/10/lhwb031004a.html (Excite翻訳)
- 70歳だとこういう扱いになる。「70歳のお爺さん、1日麻雀で奮戦して30元もうけ、興奮しすぎて心臓病で死亡」 http://inews.cnnb.com.cn:81/web/cnnb_asp/newscenter/gaojian.asp?id=205241 (Excite翻訳)
- ゴシップっぽい語り口だが、読みやすく入門としてはまずまず。作『纏足』(ISBN:409403241X)
- 作者: 馮驥才,納村公子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1999/03
- メディア: 文庫
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*1:どうでもいいが、自分は一度では絶対に成功しない