麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

月刊プロ麻雀 12月号

先月27日発売、月刊の麻雀活字専門誌。詳しい説明ははてなキーワードから。
今号は「オカルト・バスターズがやってきた」が最終回。また今年最後の号ということで、井出洋介総監修の特別インタビュー「今後の麻雀シーンを大いに語る」が掲載されている。

  • 表紙は香港の象牙牌。50mm×40mmとは特大サイズである。六筒が上下逆になっているのは何か意味があるのだろうか。
  • 巻頭グラビアは第29期王座決定戦・決勝の模様。勝ち上がったのは以下の4名。決勝のレポートは次号とのこと。
    • 須藤泰久(最高位戦)
    • 飯田正人(最高位戦)
    • 浦田和子(棋士会)
    • 金子正輝(最高位戦)
  • IDMC選手権第5ラウンドは花摘香里のイラスト+解説。
  • 「わが勝負哲学」は将棋写真家の弦巻勝氏。プロフェッショナルは自分で道を作る、の好例か。行動力に敬礼。
  • 特別インタビュー「井出洋介・今後の麻雀シーンを大いに語る」。言葉に力があり、まだまだ若い意欲を垣間見せる。
  • 連載は以下のとおり(目次掲載順)。
    • IDMC選手権第5ラウンドその1「それぞれの勝ちパターン」 最高位・飯田、王座・井出に挑戦 観戦記・花摘香里
    • わが勝負哲学15 プロフェッショナルの肉声 将棋写真家・弦巻勝
    • 第29期麻雀王座決定戦・開幕特集
    • 特別インタビュー「井出洋介、今後の麻雀シーンを語る」
    • バックナンバー&定期購読のご案内
    • 雀士 at Offtime16 佐藤崇
    • マーチャオ事件追跡 第3回 編集部
    • オカルト・バスターズがやって来た!最終回 編集部
    • 2004麻雀エッセイ&インタビュー 石橋幸緒
    • プロテスト解剖12 原浩明
    • あじゃんタイムスリップ −1999年−
    • 孤高の一人打ち 第4局
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    • 変人13面相の時事放談4 大坂谷雅彦
    • ミューカップ イン 東村山リポート 下出和洋
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    • つれづれペンチーピン15 押川雲太朗
    • 雀占 Shoyoの観象学 坂本象楊
    • MU-R戦
    • マチがえてゴメンナサイ/Pro Mahjong Puzzle
    • こなたのかいさい4 瀬田一輝
    • From Readers
  • 最近一番楽しみなのが「中国麻将入門」。二見大輔プロの打ち方は日本麻雀とほとんど変わらないが、それに対する三原プロの解説は参考になる。
  • 孤高の一人打ちに挑戦したのは、成岡明彦・現名翔位(101)、柏原純(ミュー)、宇野公介(最高位戦)の3人。配牌とツモは以下のとおり。

東2局・南家・ドラ三索
配牌:一萬二萬四萬六萬七萬七萬三筒三筒四索八索九索發中
左から順に1巡目・2巡目…のツモ:三筒八萬七索三索九萬六索八筒一筒東發八萬六萬三索八索六萬南五索四萬

  • 「麻雀界ウワサの真相」はプロ団体選びについて。スカウトがあることが明らかにされた。
  • 「今月のスポットライト」は茅森早香プロ(最高位戦)。女流最高位決定戦は残念ながら出場かなわなかったが、久々の新風として活躍が期待される。
  • 最高位戦Aリーグ最終節の合同レポート。歴代の最高位の中で20代が青野滋・金子正輝の2人だけとは驚き。口さがない人は、それより村上・宇野両プロがまだ20代であることのほうが…と言っていたが、3人目の栄誉を目指してしのぎを削ってほしい。
  • 「NEWS FLASH」にヨーコ会長の書泉グランデでのサイン会の写真が。プレゼントコーナーにも書影が載っていて、ドギマギしてしまう。
  • 最終回のチーム・オカバス。大変失礼な言い方だが、「ズッコケデジタル3人組の床屋政談」といった趣で、読者の方を向いているとは終始思えなかった。キャラを売る方針だったのかもしれないが、最終回で「実はデジタルじゃなくてロジカル」などとのたまう、自称・デジタルな麻雀プロの話を聞きたがる人はそう多くあるまい。
  • 一方のデジタルの雄・長村大プロは曲がりなりにも本を1冊出している。彼らがオカルトならばこれでもいい。仮にもデジタル(ロジカル)を標榜するならば、その実績とは、麻雀の成績ではなく、その理論がどれだけの一般ファンの心を掴むかにあるのではなかろうか。少なくとも自分は、ただただ、人を魅きつける理論が見たい。
  • つれづれペンチーピンはチンチロリンネタ。この手軽さが何者にも代えがたい。

【参考】