麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

月刊プロ麻雀 1月号

毎月27日発売、唯一の活字麻雀雑誌(冒頭画像参照)。総監修はミュー代表・井出洋介プロ。
今号は1月号ということで、若干のリニューアルが施された。村上淳プロ(最高位戦)による「リーチ麻雀(秘)必勝法」、忍田幸夫プロ(ミュー)による「プロ麻雀短期集中講座」が新連載。

  • 表紙は麻雀を基にしたアメリカのカードゲーム「MHING(ミン)」。東洋趣味が横溢しておりかっこいい。マンズが肖像なのはキャラクターだからか。
  • 巻等グラビアをすっとばして今号の目玉は「雀士 at Offtime」、高見沢治幸プロ(ミュー)の古書コレクション。ヨダレがでそうな蔵書の数々。死ぬ前に一度は拝みたいものだ。
  • ちょっと戻って第29回王座決定戦の結果。金子正輝プロ(最高位戦)が2年ぶりの勝利。
  • 連載は以下の通り(目次掲載順)。
    • 我が勝負哲学16 プロフェッショナルの肉声 ダイジェスト版
    • IDMC選手権第5ラウンド その2「それぞれの勝ちパターン」最高位・飯田、王座・井出に挑戦
    • 2005年麻雀大会案内
    • 金子正輝、麻雀王座奪回
    • 麻雀王座戦決勝観戦記 大貝博美
    • バックナンバー&定期購読のご案内
    • 女流名人戦のご案内
    • 雀士 at Offtime17 高見沢治幸
    • 闘血!「雀界血液型人間学」考察 編集部
    • 特別コラム「プロフェッショナルとは」 井出洋介
    • 2005麻雀エッセイ&インタビュー 柴田光太郎
    • プロテスト解剖 第13回
    • 孤高の一人打ち 第5回
    • 王座戦 準々決勝・準決勝・リバイバルマッチリポート 編集部
    • 王座戦全成績(全国大会〜準決勝)
    • 競技団体ニュース
    • 第3期雀王インタビュー 尾崎嘉紀
    • 変人13面相の時事放談 第5回 大坂谷雅彦
    • 八翔位決定戦リポート 小川隆
    • ミューカップイン神田リポート 内田慶
    • リーチ麻雀(秘)必勝法 村上淳
    • プロ麻雀短期集中講座 忍田幸夫
    • ニュースフラッシュ
    • 月刊ちゅんま 国際公式麻将協会
    • 新・中国麻将入門 第5回 三原孝博
    • 競技麻雀V情報・大会スケジュール
    • 日本雀友会支部一覧
    • 読者プレゼント
    • つれづれペンチーピン16 押川雲太朗
    • 雀占 Shoyoの観象学 坂本象楊
    • MU-R戦
    • マーチャオ事件補足/Pro Mahojgn Puzzle
    • こなたのかいさい 第5話 瀬田一輝
    • From Readers
  • 特集は「雀界血液型人間学」。麻雀プロ169人を血液型で分類した本格的な記事。血液型による性格分類はTVで取り上げられ話題を呼んでいるところで、タイミングもよい。内容については、そもそも自分がA型という時点で信じていないのでコメントしようがない。
  • 井出洋介による新年の宣言とも言うべき「今こそ問う!プロフェッショナルとは?」。ミューの代表としての矜持が見られ、力がこもっている。自分をプロデュースしないのはプロではないというのが自論なので、その意味では重なる部分も大きいし、共感する。
  • ただ、麻雀専門誌の編集長の意見としては、やや理念が勝ちすぎるきらいもある。麻雀プロの旬は短い。一部の重鎮を除いて、栄冠を得た後はプロに見切りをつけてしまう人間がほとんどだろう。旬を捉え、変化を予測し、時には強引にでも次のスターを見出す活動をこの雑誌に求めたい。けして高望みではないだろう。
  • 第3期雀王・尾崎嘉紀(協会)のインタビュー。高い理想に実績が加わり、西日本はこれから大いに盛り上がりそうだ。それにしても、協会の公式ページは看板タイトルの特集を組まないのだろうか。昨年の鈴木達也プロに比べて、扱いが寂しすぎる。
  • 三原ツアーによるちゅんま入門は5回目。双暗刻の使い方は参考になる。ちゅんまでアンコ、特にタンヤオ牌のアンコの価値は無に等しいので、なかなか狙いづらい手役。他に和絶張、メンツの膨らみについての解説。
  • ニュースフラッシュ(NF)に日本麻雀選手権大会の記事。優勝は北海道の千葉雅人氏、2位は仙台の佐藤あつ氏。上位はやはり経験者が獲得したようだ。
  • NFもう一つ、大学対抗麻雀選手権は藤田保健衛生大学ペア(愛知)が優勝。「西日本雀風烈伝プロリーグ」の決勝、金龍王決定戦は11月22日に開催され、柴原大造プロ(協会)の勝利。
  • 村上淳プロによる新連載「フリーで勝て!」。プロ麻雀誌には珍しい実戦型の戦術論に期待したい。
  • 忍田幸夫プロの新連載は「捨牌を読む」。基本用語の解説から入る。
  • 伊藤英一郎プロ、八翔位獲得の記事。20回戦は5日間にわたって行われたそうで、1日でこなしたとする本誌11月5日付の記事は間違いだった。それにしても凄い闘いではある。
  • 今月のスポットライトは楠橋思ツアー(ミュー)。新鋭。
  • 101競技連盟が「昇給者スプリント」を発展解消して新タイトル戦を設立とのこと。若干内容が読みづらいので、正式発表を待ちたい。
  • 最高位戦も間近に迫った「アマ最高位戦」と「發王戦」の告知。
  • 忘れていた、王座は金子正輝プロ(最高位戦)の手に。観戦記は来月に続くようなので、その時に詳細に取り上げたい。

【参考】