麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

麻雀四季報 冬12月号(Vol.6)

今月初旬発行、独立系の活字麻雀雑誌。発行は麻雀ファン倶楽部。A5版フルカラー68ページ、480円。購読申し込みは mahjong-shikiho@tbj.t-com.ne.jp まで。
四季報なのに月刊?という声が多かったのか、今号からヴォリューム表記を「冬12月号」に変更している。来月は冬1月号(新年号)とのこと。

  • 表紙&クローズアップは手塚紗掬プロ(協会)。冬の装い。ところで名前は「サギク」ではなくて「サキク」ではなかったろうか。
  • 巻頭記事は「麻雀業界代表国会議事団と大いに語る」。この記事のために雑誌の発行が遅れたほどの大ニュースらしい。業界の要人が民主党の議員と会談し、その結果「民主党麻雀議員連盟」が発足したという。顔ぶれは以下の通り。
  • 内容としては、今までの業界としての活動を報告し、以下の4点を請願した模様。
    • NHK初級麻雀講座の放映
    • 国会での麻雀部会の発足
    • 麻雀店営業者の組合加入の義務づけ・
    • 2007年にイタリアのトレノで開催される頭脳五輪への麻雀競技の参加
  • どういう経緯でこの会談に至ったかはわからないが、複数の国会議員に麻雀業界の現状を伝えられたことは意義がある。ただ民主党は政権党ではないのですぐに実効が上がるとは思われず、このまま業界の足並みが揃うかどうかも微妙ではある。
  • 記事は以下の通り(目次掲載順)。
    • 麻雀業界代表国会議員団と大いに語る
    • 日本麻雀選手権大会 木下裕章
    • 雀士クローズアップ 手塚紗掬(日本プロ麻雀協会)
    • 直撃・人気雀荘 まるごちゃんGOD 斉藤真史
    • 麻雀史ノート 大阪麻雀人のいきごみ 西野孝男
    • 第9回青雀旗杯全国学生麻雀選手権
    • 青空麻雀大会
    • 麻雀の謎を解く 踏みにじられてきた大原則 西野孝男
    • 目と麻雀 物を見るの巻 穴澤晃一
    • 勝負のタイミング 矢野未来
    • 北海道・東北発大会報告
    • 全国麻雀情報 成績データ
    • 最弱ガンマンが生き残る道 野間尽
    • 特派員報告・北海道に輝く希望の星 島村芙美子
    • インターネット麻雀「東風荘」日記 HN奥さんお風呂
    • サッカー方式でチャンピオン大会を 野々山晴義
    • 麻雀に命を削った男たち 第6回 安藤満(最終回) 西野孝男
    • 反響
  • 新連載「目と麻雀」。自分は麻雀を一生遊ぶつもりでいるが、それを妨げるとしたら視力の衰えだけだと思っている。雑誌の読者層も考えた有意義な記事に期待したい。
  • 「麻雀史ノート」は日本麻雀揺籃期の関西での活動について。司忠と家川弥吉の名前は知っていたが、全徳信治、熱海三郎は初耳だった。面白い。
  • 運営者による「日本麻雀選手権大会」の総括。200名の大会を開催するのはかなり苦労があっただろうが、成功裡に終わって何より。NHKで30分の番組が放映されるらしいので、ミューの掲示板をまめにチェックしていれば、宇宙流プロあたりが告知してくださるだろう。
  • 人気雀荘インタビューは蒲田・まるごちゃんGODの柴田店長。女流プロの日替わり勤務で人気を集めている店舗で、地下にあることを除けば雰囲気もいい。
  • 「麻雀の謎を解く」はリーチの歴史について。第二部に入ってから論理的になってきた。ところで瑣末な提案だが、リーチ後のアンカンについては中国式の「全部伏せる」を採用してみてはどうだろうか。アンカンは副露牌という考え方も変わってくるだろう。
  • 渋谷区のイベント「青空麻雀大会」の写真。あれ、あそこの黒シャツの人は…
  • 最終回の「命を削った男たち」は安藤満氏の最期について。これも今年の出来事だったのか。掲載写真の面々が若い。左から飯田正人・狩野洋一・金子正輝・青野滋・安藤満の各氏。

【参考】



※諸事情により、この記事は12月18日に書かれてた。あしからずご了承願いたい。