代打ちジョッキー
『ダービージョッキー』完結22巻(一色登希彦+武豊)読了。ブワっと鳥肌が立つ面白さで、読み終えて思わず声が漏れる。ところで最後のコマ、連載の時と違ってませんか?
繁忙期につき粗略にて失礼。
【メモ1】定価2500円(プロ麻雀リーグDVD)
スカパー・モンド21の人気番組「麻雀プロリーグ」が、4枚のDVDソフトとして発売されるらしい。
- プロが選ぶ一局編: http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007G8C70/kzicom-22/
- 役満編: http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007G8C66/kzicom-22/
- 女流雀士編: http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007G8C6Q/kzicom-22/
- テクニック編: http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007G8C6G/kzicom-22/
発売予定日は3/30、定価は2500円。コアな麻雀ファンには人気のある対局だけに、内容が期待される。
- WEB随一のクオリティ。「マンセンゴ.NET」の麻雀プロリーグ(麻雀デラックス)観戦記:
http://www.mansengo.net/mondo/index.html
【メモ2】難しい質問だなぁ(教えて!goo・麻雀の中国語)
教えて!gooで難しげな質問が出ていたので、僭越ながらこちらで回答。gooのIDには住所登録が必要なので、わざわざ取るつもりもないし。
(1)「聴用」の牌が増えて現在の麻雀牌になったという場合の「聴用」はどういう意味?
(2) 開槓、自摸2倍、「相公陪打」、から上がり罰則と言う場合の「相公陪打」はどういう意味でしょう?
(3) 伝統文化の一つとしての「倒同棋」とあるけど、この「倒同棋」の意味はなんでしょう?
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1216661より引用
◆回答1.「聴用」自体は「ジョーカー」という意味(参考:http://www.asamiryo.jp/his11.html)。「聴用」が麻雀牌の元になった訳ではなく、文意としては、「馬吊牌とか紙牌とかいった原型に、いろいろなジョーカー牌が加わって麻雀牌が成立した」といった程度かと思われる。
◆回答2.これは元の文章を読んでみないと分からなかった。おそらく「倡導 健康、科学、友好的麻将文化」(http://www.hikers.cn/Article_Print.asp?ArticleID=840)が元文章だと思われる。該当部分を引用すると、
并且有了開杠、自摸加倍、相公陪打、詐胡受罰等規定
となる。訳すると、
「(ポンホー牌が成立していく中で)、開杠(カン)とか*1、ツモは得点が倍になるとか、多牌・少牌がアガリ放棄とか、誤ロンは罰を受けるとかいった規定が出来ていった」
となる。
「相公」は多牌・少牌のこと。「陪打」は直訳すると「付き添って打つ」で、ゲームの進行には参加できるが、アガることは出来ない状態を指す。今で言う「アガリ放棄」。
◆回答3.これは分からない。元の文章は、
在第四部分中,還専門写了一節“関于囲棋文化和麻将文化”。并且専門介紹一種伝統的文化“倒同棋”。
(訳・この本の第4部分は、「囲碁将棋文化と麻雀文化」という一節に充てられている。また一種の伝統文化である「倒同棋」についても紹介してある)
で、書籍の内容を紹介しているのだが、「倒同棋」についての説明はない。後の文章から憶測すると、「倒と棋」という文化比較ではなかろうか。完全情報ゲームである「棋」に対し、徐々に情報が増えていく「倒」といったような。自信はないのだが。
【追記】コメント欄での浅見先生の指摘によれば、「倒同棋」は「同棋」という骨牌系のゲームの遊び方の一つとのこと。
【メモ3】ところ違えば(中国・地方麻雀ルール)
中国に在住している日本人のブログを見ていると、時々麻雀の話題が出てくる。その中から、成都(四川省)と大連(遼寧省)の麻雀ルールについてのエントリーを紹介したい。
- 「成都60円ごはん」1/30付: 「日中戦でボロ負け@麻雀の巻」:
http://galicia.way-nifty.com/chengdu/2005/01/post_23.html - 「気まぐれ。イージュー☆ライター(大連支店)」2/13付「中国式麻雀」:
http://blog.so-net.ne.jp/songping/2005-02-13
この2つ、同じようでいて結構違っていて面白い。成都麻雀の「4人の内3人が上がるまでゲームが続く。」や大連麻雀の「字牌は中だけ」というのは初めて聞いた。
成都の「3種類の数牌を使ってはいけない」と大連の「1種類だけではいけない」「コーツがなければいけない」とは一見正反対のようだが、こういう制約を設けないとすぐアガリになってしまうので、どちらも根は同じと考えられる。
中国には公式ルールが存在するが、上の2つはそれとも大きく異なる。さすがに本場だけあって、日本を遥かにしのぐ数のヴァリエーションが存在するのだろう。
- 浅見先生「麻雀祭都」から「ハルピン麻雀」:
http://www.asamiryo.jp/his43.html
*1:ポンホー牌の前身の紙牌は、1種類の牌が2枚しかなかった。ポンホー牌になって4枚になり、カンが出来るようになった