幕引きショック
キンマの記事を書こうと思っているのだが、どうにもこうにも「花引き」の最終回のことが頭から離れない。最終最後の1ページにさえも、
謝々(シェイシェイ)
花引き
竹之丞…
どうして鬼引き・増井次郎は中国語でお礼言ってるの?誰も中国人じゃないのに。誰か教えてくれよ!
ヴォルガ竹之丞が作り出す、可憐な引きの流れは永久に続く!!
お前はスミレの花か!華麗と可憐じゃえらい違いだよ!!
とツッコまざるをえない。
個々のギミックは麻雀で作られているのに、作品全体としては何のテーマもカタルシスもない。マンガのジャンルを表す言葉に「デスエロス」というものがあるが、その顰にならい「デスマージャン」とでも呼ぶべきクオリティである。
近年のトンデモ麻雀マンガの白眉といえば「ジャンロック」と「コンビニ軍艦コッテウシ」であるが、どちらにも作者が楽しく、ノリノリで描いている様子が見えた。しかし「花引き」にはやっつけ感が濃厚に漂う。けだしデスマージャンの始祖にふさわしい。
繁忙期につき粗略にて失礼。明後日くらいには、リニューアルされたオリジナルと一緒にキンマの記事も書く予定である。