麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

crimson-glooming

紅孔雀

ぼんやりとcrimsonのことを考えていたら、『英語でよむ万葉集』(リービ英雄ISBN:4004309204)の*1柿本人麻呂の歌の英訳に行きあたった。

茜さす日は照らせれど ぬばたまの夜渡る月の 隠らく惜しも
The crimson-gleeming sun
still shines,
but that the moon is hidden
in the pitch-black night it crosses――
alas!


『英語でよむ万葉集』130〜131ページより引用

枕詞「茜さす」を正確に訳出することで、この魂振りの儀礼歌に精彩を加えている。『巨人の星』の星飛雄馬が美奈さんの死を乗り越えた時も、日と月とが同時に存在したが、こちらは同じく人麻呂の「東の野に炎の〜」が元歌か。
秋の日が落ちるのは早い。まだ曙光は見えないが、それを待ちきれず、木に登っているような最近の本誌である。どこまで上ればよいのか、満足するのか、自分を確かめながら今日も麻雀を書き続けるのだろう。
繁忙期につき粗略にて失礼。

【メモ1】おー、労作(近代麻雀マイヤヒー)

近頃話題の曲『マイヤヒー』(まとめサイト)と近代麻雀連載マンガとのコラボレーションFLASH「はるまき荘」の主、Springroll氏作の面白い作品である。

登場するマンガは14種類。このためだけにキンマ8か月分を6時間かけて読み返したというから、よほどの麻雀好きなのだろう。元ネタが全部分かればかなりのキンマ通と自慢できるはずなので、挑戦してみてはいかがだろうか。

【メモ2】きもちe (asahi.com・健康マージャン)

朝日新聞土曜版の健康麻将紹介記事。特に目新しいところはないが、長寿社会文化協会について触れているのは珍しい。
【参考】

*1:そういえば、これも岩波新書新"赤"版だ