麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

千式麻雀における状況判断論

東場は通常の麻雀、南場はアガリ(テンパイ)トップで終了のサドンデス・マッチ、それが「千式麻雀」。愛好者の数はじわじわと増えているが、有効な戦術を見出すにはまだまだデータが不足しているのが現状である。
そんな中、愛好者の一人であるハンバート・ハンバート氏(id:humberthumbert)が、千式の肝とも言える「南場の状況判断」(行く・降りる)について理論を提示した。

読んでいただければすぐ分かるが、まず状況判断に影響を与える要因の考察から始まり、相手の点数の見積もり方、自分の現在の順位・トップとの点差・荘家と散家による判断の違いを詳細に解説した後、東場での打ち方にまで言及する本格的な文章。
氏はこれを、

「とりあえず叩き台として俎上に載せますので皆さんで揉んで砕いてリファインして下さいよろしくどーぞ」な立場

で書いたという。個人的にも、肯定する部分とそれは違うだろう、という部分がある。しかしいずれにせよ、千式初の本格的戦術論として価値が高いものであり、心からの賛辞を送りたい。