麻雀業界日報(保管)

麻雀業界日報(2003~2005)の保管

ノーテンをみる想い

蒼天をみる想い

花火消え白煙が流れゆく空に近く冷たく光る星あり 島田修二

『蒼天をみる想い』(夢路行)読了。自分を失くした少年の話から、何故か島田修二の『花火の星』を連想する。生まれつきの障害をもった息子を通して厳しく内向する歌が続くあの歌集で、時折現れる空や星の歌がひときわ美しく響くから、かもしれない。
ガリの派手な花火が上がったあとの余韻は次局まで続き、下家は得意げな解説をまだやめない。でも自分は、全く進まなかった自分の手について考えている。無駄なことかもしれないけれど、人は自分だけの星を見つめながら、麻雀を打つこともできるのだ。

【メモ1】根強い人気?(北斗の雀)

北斗の拳』のキャラクターがプリントされた麻雀牌「北斗の雀」が、SILVERBLITZというところから来年春に発売されるらしい。12月26日には秋葉原で先行販売イベントが開催予定とのこと。

マンズが北斗ゆかりのキャラでソーズがやられ役キャラといった分類や「秘孔・新血愁」と名づけられた独自役の数々、また「お前はもう、とんでいる!!」「値段は破格の\4,910(ホクト)」などベタな宣伝文句も気にかかるが、白眉はQ&Aか。抜粋すると、

Q1.「イケメントイトイ」、「化け物トイトイ」両方に「アミバ」が入っているのですが
A1.「アミバは超カッコいー」というお客様の声にお応えしました
Q6.「タンピン3色」より強い役はいっぱいあるのですが…
A6.強く美しいといえば「飛燕流舞」か「タンピン3色」で決まり!!(byユダ)
Q11.牌が少し小さく感じるのですが
A11.あなたが闘気(オーラ)をまとう事が出来るようになったため、牌が縮んで見えるのでしょう

といった感じ。ファンキーで面白い。どうやら通販での予約は始まっているようなので、ファンであれば買ってみるのも一興ではないだろうか。

【メモ2】業界初らしい(Maru-Jan2、ヨーコ会長の音声アドバイス)

ネット麻雀「Maru-Jan」の新ヴァージョン「Maru-jan2」が15日に公開される模様。と同時に、渡辺洋香プロ(最高位戦)や水月つばさ嬢が音声で個別の牌譜にアドバイスしてくれる「麻雀診療所」も始まるという。

音声である意味は余りなさそうだが、「Maru-jan」が牌譜にこだわっているのは興味をひかれる。既に申し込みは締め切られたが、自慢の牌譜を送ってポイントを獲得する「まるじゃん牌譜道」なるイベントも開催されていたようだ。
これまでにも美麗なグラフィックや「自動卓の混ざり方・点棒の受け渡しの再現」など、リアル麻雀経験者に向けたアプローチを行ってきたMaru-Jan。牌譜へのこだわりもその戦略の一環なのだろう。次は何をしてくるのか、15日の公開が待たれる。